ちょっとだけお金の話

こんにちは。

梅が咲き始めて春を少し感じたりしますね。日中の日差しも少し暖かい感じもします。

 

そんなわけで少しだけお金の話をします。

社会保障費が増え続けています。少子高齢化が進み、医学が進歩していく以上必然とも言えます。

社会保障費は健康保険料と税金から成り立っています。社会保障費が増えることを前提にするなら、皆さんの支払っている健康保険料と税金を増やす、という方向になるのはある程度致し方ないのかもしれません。

社会保障費を抑制せよ、という論調もありますが、具体的にどうすることが望ましいかというと本当に難儀です。どのような方法をとってもどこかにひずみや痛みが発生します。

 

そこで高額療養費自己負担額増額の方針が打ち出されました。収入が多い人ほど自己負担額上限を上げるというものです。さすがにこれはおかしなことだと思います。やり方として正しくない。

 

健康保険を自動車保険などの損害保険に例えてみると、医療費の自己負担というのは言ってみれば保険の免責条項のようなものです。収入に応じた高額療養費自己負担額増額というのは、保険料をたくさん払えば払うほど免責額が増えていくようなものです。完全に保険の本質から逸脱しています。逆行していると言えるでしょう。

憤りを感じます。

今回はこんな感じで失礼します。