こんにちは。9月になりました。
オンライン勉強会の報告です。
先日、Zoom利用での第2回目のオンライン勉強会を開催しました。
第1回目はなんと、記録(録画)を残し損ねてしまい、あとでチャットの内容を見直そうとしたらどこにも残っておらず、悔しい思いをしました。
そんなわけで今回は、ちゃんと記録を残すことができました。当事者として見直すのは結構赤面ものではありますが。
参加者の皆さんのリアクションが取れない中で話すのは、まだまだ違和感満載です。
今回は「高次脳機能障害者の在宅療養支援」というテーマでお話ししました。
これはいつもお世話になっている介護事業所のケアマネージャーさんからのリクエストにお応えして決めたものです。
高次脳機能障害についてあらためて知識を整理することができて何よりでした。勉強会の半分は自分のためでもあります。
高次脳機能障害は通常、ある日突然(脳卒中や頭部外傷などによって)発症するものなので、事前に備えておくことができません。発症後の意思決定支援の難しさは絶大です。
回復期のリハビリテーションを終えて自宅に戻られたあと、行動のひとつひとつを確認しながら療養支援を進めていかなければなりません。
さまざまな困難に出会った時、どのように対処するか、むずかしい問題です。絶対的な正解はありません。
ケア・スタッフとしては誠意をもって臨む、その方の世界を理解し、世界に入り込み、(無理な修正を行おうとするのではなく)ともに歩んでいく、ということに尽きるでしょう。
その姿勢は、ユマニチュードに通じるのだなと思いました。
そして、在宅療養担当医の役割は、とにかくご家族との在宅生活を穏やかに進めてもらうために尽くすということになります。本人の障害だけに目を向けるのではなく、障害を持った本人と家族との関係性に目を向けなければならないと思っています。
簡単ではありませんね。
もしよろしければ添付資料をご覧ください。